シャーロック・ホームズは女性蔑視?!
2005年 03月 24日
最近ホームズの短編集を読んでいるのだが、今になって知ったこと。それは彼は女性蔑視であるということだ。
ホームズ 「勇敢?愚かだという以外の何者でもありませんよ。十字架とニンニクなんて、役立たずにもほどある。誰かその、吸血鬼とやらの姿をちらりとでも見た者はいるのですか?」
ストーカー 「おりません。ですがその生き物は、かすみか霧に姿を変え、部屋に忍び込んだはずです」
ホームズ 「もうその話はたくさんだ。吸血鬼なんてありえないし、ありえない以前にくだらない。断言してもいい、ぼくらの手で、人間の犯人を捕まえてみせますよ」
ストーカー 「ですがその噛み痕は、人間の歯ではとうていつきようのない歯型なのです」
ホームズ 「ご自分の目で御覧になりましたか?」
ストーカー 「いいえ。ですが聞いた話に間違いはありません。ミセス・モンゴメリーはうそをつくほど愚かな方ではないですから」
ホームズ 「だがしょせんは女性。どんなに優秀であっても女性の言うことを信用してはいけません。ですが今のところは、真実を言っていることとしておきましょう」
「ベイカーストリートの殺人」より
この会話を読んで驚いた。普段、いたって紳士なホームズだが、非科学的なものに対する嫌悪感を剥き出しにして非常にいらいらしているのがわかる。女性蔑視もとどまるところを知らない。時代は19世紀末から20世紀初頭。舞台は階級制度社会のロンドン。これが普通だったのか・・・?
シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人
エドワード・D. ホック Edward D. Hock 日暮 雅通 / 原書房
スコア選択: ★★★★
ホームズ 「勇敢?愚かだという以外の何者でもありませんよ。十字架とニンニクなんて、役立たずにもほどある。誰かその、吸血鬼とやらの姿をちらりとでも見た者はいるのですか?」
ストーカー 「おりません。ですがその生き物は、かすみか霧に姿を変え、部屋に忍び込んだはずです」
ホームズ 「もうその話はたくさんだ。吸血鬼なんてありえないし、ありえない以前にくだらない。断言してもいい、ぼくらの手で、人間の犯人を捕まえてみせますよ」
ストーカー 「ですがその噛み痕は、人間の歯ではとうていつきようのない歯型なのです」
ホームズ 「ご自分の目で御覧になりましたか?」
ストーカー 「いいえ。ですが聞いた話に間違いはありません。ミセス・モンゴメリーはうそをつくほど愚かな方ではないですから」
ホームズ 「だがしょせんは女性。どんなに優秀であっても女性の言うことを信用してはいけません。ですが今のところは、真実を言っていることとしておきましょう」
「ベイカーストリートの殺人」より
この会話を読んで驚いた。普段、いたって紳士なホームズだが、非科学的なものに対する嫌悪感を剥き出しにして非常にいらいらしているのがわかる。女性蔑視もとどまるところを知らない。時代は19世紀末から20世紀初頭。舞台は階級制度社会のロンドン。これが普通だったのか・・・?
シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人
エドワード・D. ホック Edward D. Hock 日暮 雅通 / 原書房
スコア選択: ★★★★
by queen4jp
| 2005-03-24 19:51
| 本