死の踊り

不快の与える表現が含まれているので、読みたくない人は速やかに席を御立ちになってください。





夜遅くの研究室に彼は現れた。

有機溶媒の臭いに誘われて。

2本の黒い触角を左右に揺らし、人気の無くなった部屋を歩き回る。

だが彼は大きな過ちを犯している。

彼の食料はここには無いということだけでなく、彼の命を奪ってしまう薬品だらけということだ。

僕はすぐさまクロロホルムを手に持ち、シュッと彼の体に浴びせた。

彼は踊りだした。黒いボディがめまぐるしく動く。

致死量に至らなかったのだろうか、もう1回ふりかけた。

彼は踊ることも許されず、床に張り付いてしまった。
by queen4jp | 2005-07-15 08:57 | 化学

通りすがりのニャン


by queen4jp
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